それはテレビCMや雑誌広告の影響です。
テレビや雑誌でよく見るCM広告のことを「イメージ広告」といいます。駅のホームに、有名女優の写真がでかでかと使われたポスターがありますよね?あれもイメージ広告です。
インターネットが普及するまでは広告というと、テレビCMや雑誌広告くらいしかなかったわけです。そしてこれらの広告の特徴はというと、売り手の一方通行。広告を見たからといって、お客さんがすぐに購入することはできません。そうなると、広告はすべて自社の商品、サービスを全面に出して「印象をよく見せるための広告」=「イメージ広告」となっていくわけです。
そして自社の商品やサービスを全面に出すので、広告を見るのは同業他社くらい。肝心のお客さんが見てくれない。そこで芸能人や女優さんをつかって興味をひいたり、響きのいいキャッチコピーで印象をよくするという広告パターンになっているわけです。
しかし、ここで注意していただきたいのは、イメージ広告とは、企業のイメージがなんとなくあがるだけで、注文をとったり、この先に書かれているキャンペーンの内容を読ませたりする力はないということ。つまり、イメージ広告ではお客さんの反応はとれないということなのです。
でも幼い頃からテレビCM漬けにされてきた僕たちは、自分が商品を売るとなると、ついついこの「イメージ広告」をやってしまうのです。そしてイメージ広告の特徴はなんといっても”パッと見てすぐに広告だということがわかる”。「はーい、これは広告ですよ!」って言ってるようなものです。特にインターネットでは広告だとわかるとお客さんは読んでくれません。あなたもネットで何か調べ物をしているとき、無意識に広告を飛ばし読みしているでしょう??